2018年~2019年の豪雨、大雪について

あくまでも、世の中にある知識を基にした私の推論であることを、予めご了承ください。
事実関係を確認していないので、間違っているかもしれません。




まず豪雨について分析したいと思います。
2018年の夏は日本、中国、ロシアで豪雨が起こり、2019年の冬にはオーストラリアで豪雨が起こりました。

では、何故豪雨が起こるのでしょうか?

豪雨というと雨、雨といえば雲、雲といえば湿度、湿度といえば海水温の高さ、この様に追求していくと原因に行きつきます。




まず、何故オーストラリアで豪雨が起こったか考えてみましょう。


出典:気象庁ホームページより (太平洋 旬平均海面水温
これは、2018年夏の海水温の平年差ですが、平年差の方を見ると分かるのですが、1~3度程海水温が高い部分があります。





これは、2019年冬の海水温の平年差ですが、オーストラリア南東へ目を向けると非常に海水温が高い。
海水温が高いということは湿度が高く、この暖かい空気は低気圧へ向かって流れ、低気圧で上昇し大量の雲が出来ます。
そして、低気圧では集まった雲から雨が降ります。


私は2019年1月、オーストラリア近辺の気象を少し見ていたのですが、オーストラリアでは図の様に島が低気圧になり、海が高気圧になるようです。
図の高気圧では海水温が高く、暖かく湿った空気の元となっています。


オーストラリアでは、図の様に高気圧と低気圧が出来ていて、高気圧から下降した空気は水上を低気圧へ向かって流れます。
この時、暖かい海水による水分を空気が補充し、低気圧へ向かって流れます。
低気圧では湿った空気が上昇し、高度と共に気温が下がり過飽和となり、空気に蓄えられた水分を保つことが出来ず液体の水を放出します。
この水により雲が出来ます。


そして、オーストラリアの南では、8月頃から蓄えられていた強い寒気があります。
北からは熱帯集束帯による暖かく湿った暖気が高気圧により運ばれてきます。
私はオーストラリアの気象に詳しくないのですが、これは、まるで日本で言う梅雨に近い季節の様に思えます。

南にある冷たい空気と、オーストラリア北部の熱帯集束帯から来る暖かく湿った空気の境目に前線が出来、寒気と暖かく湿った暖気のぶつかる前線では雲ができ易く、豪雨に繋がったのだと思います。

そういえば、島が低気圧になっているのですが、赤道と比較すると高気圧に当たるので、上空では赤道からの下降気流、そして地上付近では赤道へ向かって風が吹くのかも知れません。
この低気圧の詳しい構造は想像しか出来ませんが、興味深いですね。(^^;




さて、2018年7月に起きた日本の西日本豪雨はどうでしょう?


出典:気象庁ホームページより (気象庁 海面水温に関する診断表、データ 日別海面水温

これは2018年7月3日、日本の海面水温平年差ですが、図を見て分かるとおり海水温が異常に高かった。
海水温が高いということは、雨の元となる水蒸気ができ易いということ。


7月といいますと、北には1月から蓄えられた寒気が、南には高気圧による暖かく湿った暖気があります。
この暖気と寒気の境目では前線ができ易く、平年よりも海水温が高い中、前線へ向かって南から暖かく湿った暖気が地上付近で吹き、全線で寒気と暖気が衝突し大量の雲が出来ます。

そして大量の雲が出来、やがて雨が降ります。




次にアメリカ大陸での大雪ですが、図を見るとご理解いただけると思うのですが、私は太平洋のデータしか見られませんので、分かる範囲で分析したいと思います。


通常、雪は雪の元となる雲が出来なければ降らないはずです。
図を見ると、オレンジ色で囲った部分の海水温が高いのですが、ここへ寒気がやってくると雲が出来ると思います。


また、この図のオレンジ色の部分に高気圧があれば、この高気圧から湿った暖かい空気が黄色で囲っている低気圧へ流れ込み、雲が出来ます。
平年より海水温が高いので、大量の雲が出来そうです。

そして、冬の陸地は寒気による強い高気圧があり、海は海水温が高く低気圧になる可能性が高いのではないかと思います。

この低気圧では、海水温の高さにより異常に雲が出来、この低気圧による雲は東へ流れて行きます。
そして上空は地上よりも気温が低く、雲内の水は空気よりも熱を保ち易い。
この水が冷やされ雪となり地上へ降り注ぎます。

そして、地上の気温を下げます。




例えば北極も寒いのですが、北極の地上付近は高気圧であり、高気圧下では雪が降り難いと思います。
これは、例えば海水温が低く湿度が低いので、雲ができ難く雪が降り難いと思うからです。

通常、上空の方が気温が低いでしょうから、雪や雨が降らなければ地上の気温は下がりません。


#図は2018年12月上旬のデータです。
今年の冬は若干エルニーニョ現象気味で、図を見ると東風が若干弱いことがわかります。
右図を見ると、赤道東では海水温が高く西は若干低い。
左図を見ると、暖かい海水に大きな偏りが無い。

私は、太陽光が弱い場合にエルニーニョ現象が起こると思っていますので、太陽光が弱いと地球の平均気温は若干低くなると思います。


そして、このような状況下では対流が弱く、赤道上空では北、そして南へ暖かく平年よりも弱い風が吹きます。
この風と連動し、北極の地上付近では南へ、南極の地上付近では北へ冷たく平年よりも弱い風が吹きます。

弱い風が吹くということは、平年よりも北極と南極は寒気が流れ出しにくく、北極と南極には平年よりも寒気が溜まり寒い。


この寒気が、1月、2月頃にエルニーニョ現象が終わり、図の様に若干平年並みの対流になったところで、北極から北アメリカ大陸へ流入してきたのかも知れません。




最後に、最近では温暖化で気温が上昇しています。
私は、気温が高くなると対流活動が強くなり、対流圏内で吹く風が勢いを増す思っています。


赤道上空からは北と南へ温かい風が吹き、北極の地上付近からは南へ冷たい風が吹き、南極の地上付近からは北へ冷たい風が吹く。
温暖化により、この勢いが増す。

そして寒暖差が大きくなる。




この様に考えると、寒暖差と異常に高い海水温が、豪雨と大雪へ繋がっていると思います。
後、太陽活動が衰えているのかもしれません。

勿論、推測ですので間違っているかも知れません。(^^;

以上。

投稿者: 管理人

気象学、知識人のお話、海外の歴史、コンピューター、プログラミング、映画、ゲーム、パチンコ、パチスロ、料理などを好んでいます。 最近は忙しいので、映画、パチンコ、パチスロをやめています。(^^;

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です