貿易による円安と円高、貿易黒字による急激な円高と投機による急激な円安へ対する政府の介入

このブログで発信している情報は、日本国内に関わる経済情報です。

昨今、為替介入が実施されたり、ニュースで円安が問題視されるよう
になりました。
民主主義ですし、隠すような話でもないので、理解が深まれば役に立つ
かも知れないと思い、分析して説明しています。

今回は、貿易黒字による円高、貿易赤字による円安、
需要と供給による円高と円安について考えてみましょう。

輸出時のお金の流れ
1.海外の取引先から輸出企業へ米ドルを送金。
2.企業の外貨預金口座などで米ドルを受領。
3.インターバンク市場で銀行が米ドルを売り、円を買う。
  この時、銀行は外国為替市場(インターバンク市場)の為替レートを参考にし、
  企業に適用するレートを提示する。
4.企業の日本円口座に入金される。

輸入時のお金の流れ
1.輸入企業は、取引銀行(メガバンクや地銀、ネット銀行など)との間で、円を
  ドルに換える契約を結ぶ。
2.インターバンク市場で銀行が円を売り、ドルを買う。
  この時、銀行は外国為替市場(インターバンク市場)の為替レートを参考にし、
  企業に適用するレートを提示する。
3.銀行から直接、海外の取引先へ米ドルを送金する。

貿易黒字による円高/ドル安に対する政府の円売りドル買い介入―>円安へ
1.1990年代から2000年初頭にかけて、貿易黒字によって「円を買いたい/ドルを売りたい」
  という圧力が強くなる。
2.円の需要が大きくなり、ドルの需要が小さくなることで、激しい円高/ドル安が進む。
3.円高を阻止するために、FB(外国為替資金証券, 国債)を発行して円を借り入れ、円の供給を増やす。
4.政府の外貨準備高(ドル)が増え、為替レートは円安/ドル高が進む。

この円高により、輸出企業は海外で商品を安く売れなくなる、あるいは価格競争に負けると
日本経済全体の景気が冷え込むので、政府や日銀による円売り/ドル買い介入が起こる。

投機による急激な円安/ドル高に対する政府のドル売り円買い介入―>円高へ
1.投機によって「円を売りたい/ドルを買いたい」という圧力が強くなる。
2.円の需要が小さくなり、ドルの需要が大きくなることで、激しい円安/ドル高が進む。
3.インターバンク市場で取引をするために、FB(外国為替資金証券)を発行して円を調達する。
  ※これは、信用力をベースにして一時的にお金を借りて(調達して)勝負するという、
  信用取引(担保や信用を元にお金を工面する仕組み)のような手段らしいです。
4.円安を阻止するために、インターバンク市場で外貨準備高のドルを売って円を買う。
5.政府の外貨準備高(ドル)が減り、為替レートは円高/ドル安が進む。

円安は、輸入物価の高騰(現在の日本はエネルギーや食料品を大量に輸入している)や、
給料(名目賃金)が物価の上昇スピードに追い付かない場合、国民一人の消費(変える量)
が減るので、円安は好まれない。

近隣窮乏化の話を耳にするのですが、Geminiさんによると、次のような意味で使われる言葉です。

本来の意味:
自国の通貨をわざと安く(あるいは自国に有利に)することで、自国の輸出を増やして他国
から富を奪い、自国経済を良くしようとする政策のことです。
歴史的には「自分のところだけ良ければ、隣の国(他国)がどうなってもいいのか」という
批判を込めて使われる言葉です。


実質賃金が大きく上昇することはいい事なのか?

例えば、実質賃金が上昇したらどうなるのかを考えると、私の場合は需要が増すと思います。

国内の物を消費する場合、単純に生産量を増やせばいいのですが、海外で生産されている物
を消費する場合、もしくは限られた資源を消費する場合、困ったことになります。


実質賃金が増えて、総需要が増えたとします。

この時、石油の需要が増えると石油の価格が高騰します。

現代は生産でもエネルギーを使用すると思うので、消費者物価指数が押し上げられ、
物価の安定を目的としている中央銀行は、政策金利を上げ、金融を引き締めます。

この引き締めによって、金利が上がることで銀行の貸出金利を高くし、お金を借り難く
することで、世の中では借金が増え難くなり、お金が増えないので、総需要が増え難く
なります。

これによって、景気が後退して不景気になる。

第1次石油ショックから、これを繰り返してきた可能性を疑ってしまいます。(^^;)

だから、単純に実質賃金が大きく上っていけばいいのかというと、そうは思いません。

ちなみに、私は理科の知識も少しあるのですが、二酸化炭素の増加によって
温暖化したとは思っていません。

石油の使用量が増えると物価が高騰するとか、石油が作られる量よりも
消費量が上回ると、石油がどんどんなくなり枯渇する可能性を疑いますが・・・。
そうならないように石油、ガス、原子力の様に、エネルギー元を分散して使用した方がいいかと思います。

今回は、GeminiさんとCopilotさんに知恵を借りて書きました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。