今回の話は、Ⅰ型糖尿病(インスリン分泌の低下)、Ⅱ型糖尿病(インスリン分泌の低下、インスリン抵抗性の上昇)、もしくはその他の病気を抱えているの方は、病状を悪化させる可能性がありますので対象外となります。
勿論、間違っているかも知れませんので、責任も取れませんし、参考程度にお読みください。
次の内容を説明しています。
1.食べたときにエネルギーを蓄える過程
2.エネルギーを消費していく過程
3.楽にダイエットをするための応用
1.食べたときにエネルギーを蓄える過程
血中のグルコースが増えると、膵臓(すい臓)のランゲルハンス島にあるβ細胞は、インスリンを分泌します。
インスリンは、脂肪細胞、筋細胞、肝臓のインスリン受容体にくっつきます。
脂肪細胞は、グルコースへ脂肪酸をくっつけてトリグリセリドとして蓄え、筋細胞と肝臓は、グルコースをくっつけグリコーゲンとして蓄えます。
2.エネルギーを消費していく過程
血糖値が低下すると、すい臓のランゲルハンス島にあるα細胞や消化管はグルカゴンを分泌する。
グルカゴンは、肝臓や脂肪細胞のグルカゴン受容体にくっつき、肝臓へグリコーゲン分解を促し、脂肪細胞へ脂肪酸の放出を促す。
血中へグルコースを放出することで、血糖値を上げようとします。
肝臓のグリコーゲンが不足すると、筋肉は乳酸とたんぱく質を分解して出来たアミノ酸を肝臓へ運びます。
脂肪酸からは、トリグリセリドを分解してグリセリンを肝臓へ運びます。
肝臓では、乳酸、アミノ酸、グリセリンから糖新生によりグルコースを作り、血中へ放出することで血糖値を上昇させます。
これらにより、体内では肝臓のグリコーゲンが減り、筋肉細胞が分解されアミノ酸を消費し、脂肪細胞の中性脂肪が減ります。
つまり、体重が減少することへ繋がるということです。
ただ注意しなければならないのが、中性脂肪を分解していくと、この時にケトン体が出来て血中へ放出されますので、過度な体重減少は血中のケトン体濃度を増加させ、ケトン体により血液が酸性(ケトアシドーシス)になる可能性があるので気をつけましょう。
ケトアシドーシスになると、意識障害や昏睡状態になります。
3.楽にダイエットをするための応用
まず、健康であることを前提としたお話で、健康ならば食事を制限するだけでダイエットへ繋がる、そういうお話をしたいと思います。
※Ⅰ型糖尿病、Ⅱ型糖尿病、その他の病気を患っている方は対象外となります。
※過度なダイエットは、栄養失調と同じ状態になりますので、頭も体も悪くする可能性が高いと思っています。
※過度なダイエットにより、血中のケトン体濃度が増す可能性がありますので、体重は少しずつ減少させることが望ましい。
※ダイエットは、生活に支障をきたさない範囲ですることが望ましいと思います。
すると、すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞からインスリンが分泌され、肝臓、脂肪細胞、筋細胞へグルコースを蓄えます。
時間が経過すると、血中の血糖値が下がってくるので、体内では肝臓に蓄えているグルコースを分解して血糖値を上昇させ、血糖値を一定に保とうとします。
ここから、食べ物を食べずに体を動かすことで、筋細胞は蛋白質を分解しアミノ酸を肝臓を放出。
脂肪細胞はトリグリセリド(中性脂肪)を分解し、グリセリンを肝臓へ運び、脂肪酸を血中へ放出して肝臓や細胞で使います。
つまり、お腹がすいているときに無理の無い運動をすることで、体内の脂肪細胞や筋細胞が減り、体重が減っていくということです。
「筋肉が減るじゃないか!」と思うかもしれませんが、健康な体であれば、筋肉が減ったとしても再度筋肉を鍛えれば筋肉が付くと思います。
ただし、注意しなければならないのが、「2.エネルギーを消費していく過程」で説明するように、中性脂肪を分解していくとケトン体が出来、血中へ放出しますので、過度な体重減少は血中のケトン体濃度を増加させ、ケトン体により血液が酸性(ケトアシドーシス)になってしまいます。
ケトアシドーシスになると、意識障害や昏睡状態になる可能性があります。
しばらく空腹の時間を過ごした後、体を回復させるための食事をして、次の日に備えましょう。
勿論、接種するエネルギーを少しずつへらさなければなりません。
最後に、私は理科も好きなのですが、科学的なお話は技術が進歩すると覆ることがあります。
間違っているかもしれませんので、参考程度にお読みください。
以上