世界の汚染度

世の中にある知識を基にした私の推論であることを、予めご了承ください。

最近では光化学スモッグについてのお話を耳にしなくなってきたのですが、私が知っている限りでは、その昔、自動車の排気ガスや工場から排出される化学物質により光化学スモッグが発生していたと聞いています。


出典:「石油業界の基本的な考え方」(国土交通省) (www.mlit.go.jp/common/001176514.pdf)

昔、光化学スモッグと呼ばれる工場や車の排気ガスが太陽光により化学反応を起こすことで、スモッグが発生していました。
WIKIによると、1940年代に光化学スモッグが発生していたらしいのですが、それから25年経った1965年と比較しても、数倍まで石油の消費が増えています。

使用した燃料だけ、燃料が気化するので汚染度が増します。


廃棄物処理・3Rに関する課題と対応

出典:「汚染動向調査」(環境省) (https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/ja/history.pdf)
(2020年3月9日に利用)

これは国内のデータですが、この様にゴミが出ています。
もちろん、ゴミの量が増えるほど汚染度が増します。


出典:気象庁ホームページより (地球全体の二酸化炭素の経年変化

図の様に、CO2濃度が高くなっています。

気体は目に見えないので分かり難いのですが、エネルギー源を使用するときやゴミを燃やすとき、これらが気化して大気中で舞います。
1940年と比較してエネルギーやゴミの量が格段に増えているわけですから、光化学スモッグが話題になっていた1940年代よりも汚染が進んでいるはずです。


石油や廃棄物の一部は、他の気体よりも重いので地上に溜まります。
一部は土壌へ混ざり、一部は水に溶けるかもしれません。


雲も水で出来ていますので、これと混ざり降ってくる物として有名な酸性雨が土壌や水中へ混ざります。
酸性雨は、植物の根を溶かすと言われています。

これが一番気持ちの悪い事なのですが、排泄物は何処へ行くのか考えたことがありますか?
昔、赤潮と言うプランクトンが異常に発生していたのですが、海へ流していたとしたら、地上にある物をどんどん海へ流しているということになります。

海では海水温が上昇し、海面が上昇しています。

最も汚染されている場所が何処か考えたことがありますか?
例えば交通量が多い都市では排気ガスが多く排出され、人口密度の高い都市ではゴミや排泄物が多く、工場が多い地域では排気ガスや水質汚染が多い。
他には発電所の有る場所、港湾、空港付近等。

子供の頃にSFCでシムシティをやっていたのですが、多分、この頃から汚染について考えるようになっていったと思います。
ゲームというと印象が悪いかも知れませんが、シムシティの様に社会問題を扱ったゲームもありますし、そもそもゲームは現実社会をシミュレーションするような物ばかりです。
シミュレーションは再現して実験するような物で、シムシティでは町を作るとどうなるかを予め実験することが出来ます。

昔から汚染話を頻繁に聞いていたのですが、その頃よりも経済が発展し、資源を利用した人工物が増えています。
経済が発展するということは、そこに住んでいる人の生活は豊かになるのですが、人の生活が豊かになるということは、資源を加工し物を作ったり、自然環境を破壊して道路や建造物を作ったり、多くのエネルギーを利用し生活しているわけで、昔よりも自然環境が悪化し汚染が進んでいるはずです。

以前、東京で築地から豊洲へ市場を移転する話がニュースで流れていたのですが、地下からベンゼンが検出されたと話題になっていました。
当初は豊洲でベンゼンが検出され、ガス会社が関係しているという話でしたが、後に築地からもベンゼンが検出されたという話でしたが、ハッキリせずにお話が終わりましたね。
怖い話です。

「都市に住んでいるとカッコいい」と思うのかもしれませんが、そこがどういう場所なのか、よく考え直した方がいいと思います。

以上