次の順番で読むと理解しやすいお話です。
1.最近のインフレと円安について
2.インフレによる給料上昇のデメリットを多角的に考えてみました
3.国が貧しいインフレと国が豊かなデフレ、2022年の輸入物価高騰によるインフレについて
4.日本のデフレを脱却するための量的緩和によるインフレ
5.お金は国民の負債であり、国債は資産、デフレを止めるための心理
国民はお金の価値が高いと思い、お金を集める習性があり、物は十分あるから物の価値が低い状態に陥り、預金が増えるという状態になっています。
そのため、日銀は量的緩和によりお金を発行し、お金の量を増やし、お金の価値を下げている状態です。
ですが、多分お金とは負債であり、国債は資産、国民はお金を借りているので税金で金利を支払っていると思います。
私が考えていくと、国債は個人や金融機関、日銀等が持っていて、政府は借金を抱えていないません。
そして、現在働いている人達が税金で金利を払っている状態です。
順を追って説明しましょう。
このお金は、私たちからすると預けているのですが、銀行側からするとお金が銀行にある状態で、利子を払って預からなければなりません。
つまり、お客は銀行へお金を貸していて、銀行はお客からお金を借りている。
銀行はお金を預かることで負債を抱える事になります。
政策金利がプラスの場合、金融機関は日銀へお金を預けることで利息を貰うことが出来ると習っています。
日本は2022年現在、政策金利がマイナス金利になっているので、日銀当座預金へお金を預けるとお金が減ることがあるみたいです。
具体的には、-0.1%, 0.0%, 0.1%の金利が付くようです。
お金が生まれる仕組みについては、図の様に政府が国債を発行し、金融機関が国債を買い、財政支出をし、公共事業などで働いた個人が銀行からお金を借りることによって、お金が生まれるのかな?と思っています。
つまり、国民が持っているお金は銀行から借りている物で、銀行はお金を貸している。
国債は毎年金利を払わなければならず、国民の税金で支払われている。
つまり国債は資産で、赤字国債というよりは黒字国債。
政府が国債を発行しているから国民はお金を持っているということになります。
国民は銀行からお金を借りていて、発行した国債よりも多く国民はお金を持っている。
デフレの対策として、日銀がお金を発行して金融機関から国債を買い取る量的緩和と呼ばれる作業をやっている。
日銀は資産となる国債を買い取り、金融機関は負債となるお金を手にしているのかな?と思っています。
たぶん、これとは逆に国債を金融機関へ売却することが金融引き締めなのかな?と思っています。
日銀は資産となる国債を売り、金融機関は負債となるお金を手放している。
国債とお金はこの様に作用している。
この国債は、政府が発行しているものですから、国民にはどうしようもないことだと思いますが・・・。
だから、高収入の人たちや多額の預金を持つ人たちはどんどんお金を使って消費しないと景気がよくならず、税収も増えないので、お金を使わせなければならない。
後は、赤字国債と呼ばれている国債は、持っていると金利が入ってくるので、実は赤字というよりは黒字国債で、国債と引き換えにお金を得た人(国民)が税金で金利を支払わなければならない。
前回、「日本のデフレを脱却するための量的緩和によるインフレ」でも言ったのですが、日本はインフレが進んでいます。
ニュースでも、やはりインフレの話をしています。
前回の話では、物価が2%上昇し、賃金が凡そ2%上昇することで給料の量は増えているけど、お金の価値が2%低下しているので、給料の価値は維持している状況です。
賃金が上昇した場合、金融引き締めをすると、インフレの最終段階に入ります。
この時、金利が高いので個人はローンを組み難く、企業はお金を借りて設備投資をし難いので、不景気になる。
物価が安くなりお金の価値が上昇するデフレ期に入ると、お金の価値が上がり物の価値が下がる。
しばらくすると、政策金利が下がり、金利が下がることで個人がローンを組み易くなり、企業はお金を借りて設備投資をし易くなる。
そして、需要が上がり供給が低下するので景気が回復し、物が売れるようになる。
これにより、豊かになったと錯覚するのかも知れませんね。(^^;
賃金が上昇した人は、お金の価値が上昇し、図のようにお金持ちのお金の価値が下がり、働いている人のお金の価値が上がる。
これにより、経済が回復する可能性に期待する、これが経済的な政策なのかも知れませんね。
私は、2022年の9月ごろから金融引き締めをするのではないかと思っていた方ですが、なかなか当たりませんね。(^^;
勉強中なので詳しくは知りませんが、今の知識では、この様な状況でないかと思っています。
これらは私の推論ですので、間違いが含まれているかも知れません。
投資に関わる話が含まれているので、投資は自己責任でお願いします。
以上