あくまでも、世の中にある知識を基にした私の推論であることを、予めご了承ください。
事実関係を確認していないので、間違っているかもしれません。
今回の話は、去年話した「ラニーニャ現象による風と気温の強弱を分析」を元にした計算です。
何故、温暖化しているのに2017年の冬は大雪だったのでしょうか?
今回は、2017年の11月に発生していたラニーニャ現象について説明したいと思います。
出典:気象庁ホームページより (気象庁 気象衛星)
まず、地球では図の様な対流活動により風が吹いています。
この強い対流活動により、赤道から温かく強い風が北と南へ、北極と南極から赤道へ冷たい強い風が吹きます。
2019-01-01.png
私の説ですが、図の様に2017年は、図のオレンジ色で囲った緯度で高気圧が強く、この強い高気圧により強い東風が吹いています。
この強い高気圧による風は、温かい風を赤道から北へ、冷たい風を北極から南へ運びます。
最近この高気圧の強弱は、太陽活動による熱の影響ではないかと思うようになりました。
つまり、ラニーニャ現象の年は太陽活動が活発で、地球の平均気温が高いのではないかと思います。
出典:気象庁ホームページより (太平洋 旬平均海面水温)
2017年の冬ですが、図の様な海水温でした。
右側の図を見ると、赤道付近東の海水温が低く、左の図を見ると赤道の東風が強いため、暖かい海水が西へ偏っています。
この様な状態を、ラニーニャ現象と呼びます。
ラニーニャ現象時、図の様に暖かい海水が偏っている部分では強い上昇気流が発生し、この上昇気流による暖気が日本南付近で下降し地上付近を北上します。
北には寒気が流れているのですが、この寒気は北極から地上付近を南下し、日本の北付近で上昇後、日本上空を南下します。
近年温暖化により気温が上昇しているので、赤道付近で上昇する風の勢いが強く、この暖気と寒気の勢いが強くなっています。
その為、赤道から日本へ流れ込む暖気と北極から日本へ流れ込む暖気の勢いがあり、寒暖の差が大きくなります。
日本付近では分かり難いのですが、北極の寒気が日本へ流れ込んできているので、夏の北極や冬の南極は、平年よりも暖かくなるでしょう。
この図は日のデータですが、ラニーニャ現象のとき、図の様に平年よりも暖かい海水が日本海へ流れ込んできます。
この様に、暖かい海水が日本海へ流れ込んでいる最中、日本の上空へ冷たい寒気が流れ込んでくると、気温差により、暖かく湿った空気が上昇し冷たい空気が下降します。
すると、上空では大量の暖かく湿った空気により雲が出来ます。
ラニーニャ現象により、平年よりも多く雲が出来ます。
この雲が東へ流れ、日本付近へやってきます。
上空には寒気があるので冷たい風が吹いているのですが、空気よりも熱を伝え易い氷が雲から落下し地上の気温を下げます。
ラニーニャ現象により、大量の雲が発生しているため、平年よりも地上の気温を下げ、地上の気温が低くなると大量の雪が降ります。
ラニーニャ原書の年は、平年よりも日本海へ流れてくる暖かい海水、そして日本南西の海水温が高く、活発な対流活動により寒気と暖気が多く流入します。
そして、平年よりも多く雲が出来、記録的に雪が降った・・・というわけです。
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