今回のお話は、次の記事が関係しています。
1.エルニーニョ現象による風と気温の強弱を分析
2.ラニーニャ現象による風と気温の強弱を分析
3.エルニーニョ現象、ラニーニャ現象と太陽活動の関係
4.太陽活動11年周期と異常気象の関係
5.2024年、猛暑のラニーニャ現象は何故起こったのか?
6.太陽活動、気温、異常気象の関係
7.2025年1月頃~3月、ラニーニャ現象で寒冬でした
8.2025年4月頃~9月、なぜ猛暑になったのか?
今回は、4月~9月に起こった気象現象を説明したいと思います。
ブログを見るとわかると思いますが、私は海水温と太陽活動が好きで、よく見ています。
出典:気象庁ホームページより (気象庁 | 世界の年平均気温)
National Astronomical Observatory of Japan)
このデータを見るとわかる通り、太陽の黒点数が多く、太陽が活発なときに黒点数が多くなりますので、今年は太陽活動が活発で暑い。
更に、ラニーニャ現象により日本近辺へ太平洋の暖かいか市水が流れてくるので、ラニーニャ現象時の夏は暑くなります。
では、今年の4月~5月、涼しかったのは何故でしょう?
出典:気象庁ホームページより (気象庁 | 海水温・海流のデータ 太平洋 旬平均海面水温)
3月、ややエルニーニョ現象気味で、太平洋中央の海水温が低く、日本の南には前線の様なものがあるのか、海水温が低くなっています。
4月は、3月と同様にややエルニーニョ現象気味で、日本の南には前線の様なものがある可能性があり、雲が出来ていて海水温が低くなっていると思います。
エルニーニョ現象が起きている場合、日本近辺に暖かい海水があまり流れてこないので、比較的涼しいと思います。
5月、太平洋のエルニーニョ現象が終わり、太平洋の赤道では東風が強くなることで、海水が太平洋の西に集まっていることが分かります。
太平洋高気圧が強く、前線が日本付近にかかることで雲が出来、5月は日射が少なく涼しい日が続きました。
出典:気象庁ホームページより (気象庁 | 地球環境・気候 全球および太平洋の海況)
これは、太平洋を中心とした広い地域の月平均海面水温です。
これを見ると、5月は太平洋東側がラニーニャ現象気味になっているのて、太平洋赤道の東風が強いことが分かります。
これにより、5月以降は太平洋高気圧がやや強く、前線が北上し易かったのかも知れません。
インド洋を見てみると、負のダイボールモード現象が起きているように思えます。
インド洋の赤道付近では東風が弱く、インド洋で対流活動が平年よりも活発で、雲ができやすい環境だと思います。
インド洋で出来た雲は、貿易風により西へ流れていきます。
南シナ海で出来た雲は、偏西風によって日本付近へ流れていたと、気象予報士さんが言っていましたね。
この雲がやや強い太平洋高気圧により日本へ流れてきて、日本の5月は曇りの日が多かったのかなと思います。
6月、やはりインド洋で負のダイボールモード現象(インド洋の東風が弱い)が起こっている模様。
7月もインド洋の海水温が高く、負のダイボールモード現象が起こっている模様。
太平洋では、ややラニーニャ現象が衰えてきたように思えます。
日本付近を見てみると、高温の海水温が集まっていて暑そうですね。
ややラニーニャ現象気味でしょうか?
日本付近に高温の海水が集まっているのですが、6月上旬は梅雨前線の影響で海水温がやや低かった様です。
この後、気温が上昇し、6月から猛暑日の地域がありましたね。
日本中の海水温が高くなっていることが分かります。
太平洋高気圧が強かったので梅雨明けが早く、今年の梅雨は、あまり雨が降りませんでした。
7月と同様に、日本中の海水温が高く、地上では暖かい海水により暖かく湿った空気が流れていそうです。
8月前半に台風が発生し、前線が南下して雲が発生していたと思います。
雲により、少し気温が低くなり雨が降りました。
8月後半は、猛暑日が続き非常に暑い夏になりましたね。
ラニーニャ現象時の夏は、猛暑になると言われています。
最後に、2023年~2025年の8月31日の海水温です。
今年は太陽活動が活発で、強い太平洋高気圧に覆われて暑く、高温の海水が栃木県の辺りまであります。
2023年や2024年と2025年を比べると、暑いことが分かります。
このブログでは、一般的な知識、学問、大人になってから得た独学による知識、私の推論などを載せています。
間違っている可能性もあるので、ご注意ください。
以上