少子化対策について

今回は、少子化する理由について考えてみたいと思います。

私は、子供を増やした方がいいのか、それとも減らした方がいいのかは、これからを生きる若者が選んでいく事だと思います。


出典:「出生数、合計特殊出生率の推移」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-01-07.html)

図は厚生労働省の統計ですが、2019年の出生数が87万人まで落ち込んでいます。

少子化について、私は経済と学力が関係していると思います。

まず、経済と少子化の関係ですが、経済活動が活発になると大人は忙しくなり、子育てに費やす時間がなくなります。
確か、1985年頃にカギっ子という言葉が流行っていて、親が家にいない子供は家の鍵を持って学校へ行っていたと思います。

次に、教育と少子化の関係を説明したいと思います。


まず、自然の中で生きていくと、生物には子孫を残す本能があり、子供を残そうとします。

図の例では、二人の親から5人の子供が生まれていますので、子供の世代で2.5倍に増えています。

この場合、本能(感覚的)に物事を考えていると思うので、先に子供を作り、作った後でどうするかを考えていると思います。


犬の場合、1度の出産で多くの子供を生みます。

私は犬を飼っていたことがあるのですが、犬は考える前に行動したがる傾向があり待てません。(^^;
犬は考えて子供を作っているわけではないと思います。

本能的に行動していて、「先に行動して後でどうにかする」というか、実際メスが育て多くのオスはほったらかしにしている様に思えます。

メスは母性本能があると、よく言われますよね。


出典:「出生の年次推移」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo-4/syussyo1-1.html)

日本では、第1次ベビーブームが1947年~1949年頃、第2次ベビーブームが1971年~1974年に起こりました。

古い話なのでうろ覚えですが、戦時中は子供を作った後に戦地へ行っていたはずです。

第1次ベビーブーム(1947年~1949年頃)の方は、2023年現在で考えると94歳以上になりますが、この頃は戦後で戦死者が多く、人口減が問題になっていたので「生めよ増やせよ」と政府に言われていたと言っていた覚えがあります。
94歳以上の方は、国の為に国の将来を考えて人口を増やすことを考え、子供を増やしていたのでしょう。

第2次ベビーブーム(1971年~1974年)の方、つまり2023年現在で70歳以上の方が子供を増やした理由は分かりませんが、子供の数が増え問題になっていたと思います。

人口が増やす時に注意しなければならないのが、水、資源、食料等が不足する可能性があり、人の数だけ環境を悪化させながら生活することになります。

そこで、国は人口が増えないように対策をしなければならなくなります。

では、対策としてどのようなことを考えるでしょうか?


まず、人には子供を作る本能があり、発情期に性欲が高まります。

そのままでは子供を増やしてしまうので、本能を抑制するために皆さんへ学問を習わせます。
学力を高めることで知性が育まれます。

知性の高い人間は感覚的な考えを好まず、知性のある者は恥じらいを知り、気品があり、立派な格好をし、名誉を重んじる。
そして、知性が育まれることで計画的に行動する様になります。

それに加え性教育をすることで、理性を育むことが出来ます。

すると、自分の頭で計算をすると「二人の子供を育てることが大変だ」と思うようになり、子供を増やすことをためらうようになります。
それが、知性です。

つまり、「勉強をさせると子供を作らなくなる」というか、「人口増加を食い止める為の教育」といった考えがあるのだと思っています。

だから、少子化の時代に生きている大人には知性があり、子供を作れない理由があると思います。

もし本能で物事を考えるとしたら、先に子供を作って後でどうにかする可能性が高いと思います


その他、次のような理由が疑わしいと思います。
1.昔はお見合い結婚だった。
2.三種の神器(白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫)や炊飯器があり、生活面で手作業がなくなったので楽になり、一人でも楽に生活できるようになった。
3.先進国では少子化が進んでいる。
4.1985年前後は量販店が増え、周囲のお店の商店を圧迫していた。
5.1989年頃、女性は25歳で婚期が遅れていると言われ、結婚退職をしていた。
6.三高(高身長、高学歴、高収入)という話も聞きますし、高望みもあるのかも知れない。
7.欲。

「お金がないから子供を作れない」という話も聞きますが、お金持ちがみんな結婚していて子供が多いかというと、そうは思えません。


出典:「統計局ホームページ/世界の統計2023」(総務省統計局) (https://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html)

これは、世界人口の推計と将来の推計ですが、これは予想なので2023年から離れているほど正確性が失われます。
グラフを見ると、増減率が減っていますね。
増減率は、マイナスになると人口減となります。

現在、2022年末頃に地球の人口が推定約80億人を突破したと伝わっています。

人口が増やす時に注意しなければならないのが、水、資源、食料等が不足する可能性があり、人の数だけ環境を悪化させながら生活することになります。

私は世界人口の増加が環境問題や地球温暖化の原因と思っていますので、現在増えすぎであり、10分の1ぐらいの人口になれば汚染や温暖化への影響も凡そ10分の1になると思っています。


出典:「統計局ホームページ/世界の統計2023」(総務省統計局) (https://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html)

図を見て分かるとおり、人口が減少している国では温暖化への対策が出来ていると言えます。
日本の場合は極端で、若い人の数が極端に減っている状態です。


私は理数系ですので生態学の知識が多少あり、確か1993年ごろに生態系ピラミッドがピラミッドではなくなっているという話をしていましたね。

現代の生態系ピラミッドは、大まかに言えば人間と家畜が増え過ぎ、生産者や分解者は道路、駐車場、建物により減少している状態ですね。

日本は人口が減りすぎているので、政府が本当に人口を増やそうとしているのならば、若者は少々考え方を改める必要があるのかも知れません。

なぜならば、生物は発情期に子孫を残しますので、もしかすると受験する頃が発情期なのかも知れませんね。

今回は憶測なので確実な根拠が無く、正確性に乏しい一種の思想や哲学的なお話だと思います。

以上