今回は、温暖化による変化を目で見て確認できるように調べました。
まず、太陽の通り道である赤道直下は、最も海面水温が上昇します。
海面水温は比較的緩やかに変化していくので、太陽による温度変化を最も計りやすいのではないかと思います。
海面水温は、異常気象であるエルニーニョ現象とラニーニャ現象などの影響を受けます。
海面水温は、これら異常気象により、赤道付近で流れる貿易風(東風)(東から西へ吹く)の強弱に影響され、海水の流れる速度が変わる様です。
エルニーニョ現象では東風が弱いため、海水の流れが遅く、日本では夏は涼しく、冬は暖かくなるといわれています。
ラニーニャ現象では東風が強いため、海水の流れが速く、日本では夏は猛暑、冬が寒冬になるといわれています。
ここでは、夏に最も暑くなると思われる8月下旬と、冬に最も寒くなると思われる1月下旬を例に、海面水温の変化を紹介したいと思います。
8月下旬、通常時の海面水温変化
8月下旬、エルニーニョと思われる海面水温変化
8月下旬、ラニーニャと思われる海面水温変化
1月下旬、通常時の海面水温変化
1月下旬、エルニーニョと思われる海面水温変化
1月下旬、ラニーニャと思われる海面水温変化
※2018年1月のみ、1月上旬です。
過去との温度変化を紹介したいと思います。
海水の流れが遅いエルニーニョ現象時、1982年8月下旬と2015年8月下旬を比較してみました。
海水の流れが遅いエルニーニョ現象時、1983年1月下旬と2016年1月下旬を比較してみました。
出典:気象庁ホームページより (太平洋 旬平均海面水温)
目で見て分かるぐらいの温度差がありますね。
オゾン層は、近年の代替フロンにより回復傾向とのことですが、近代文明発達前から気温が上昇しているため、実のところはわかりません。
気温変化データ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B0%B7%E6%9C%9F#/media/File:1000_Year_Temperature_Comparison.png